我が家のコーギーミルトン、インターナショナルチャンピオン完成!!
夢は叶うものなんだなと、つくづくそれを噛みしめながら過ごした一週間でした。士郎のことやファミリー会の準備でなかなかパソコンに向かえなかったのですが、我が家のコーギーの看板しょってショーイングを続けていたミルトンが先々週の日曜日についにやってくれました\(^o^)/
日本の我が家へやってきて早5年。来日して1年後にはJKCチャンピオンまではすんなりとなれたものの、悲願のインターナショナルビューティーチャンピオンへの道はやはり遠く険しい道のりでした。しかしそれもようやく今ミルトン最高のパフォーマンスで幕を下ろすことができました。
ドッグショーなどに興味ない方だと、その何とかチャンピオンって何なの?って思われるかもしれませんが、もし血統書が手元におありでしたらちょっとご覧になって下さい。血統名の上にCHの表記だけならそれはその国のケネルクラブが認定したチャンピオンという意味です。
しかしINTCH(インターナショナルビューティーチャンピオン) という表記は一年に日本列島北海道から九州まで15回開催される全世界公認のドッグショーすなわちインターナショナルドッグショーでのみの犬種の一席BOBに4回勝ち残った犬だけが得られる称号です。
ミルトンはその4回に幾度となく挑戦し、勝てなくて挫折頓挫。そしてまた再挑戦を繰り返し、全世界共通なので、日本を飛び出して勝つチャンスが大きいタイのドッグショーにまで出たりました。それでもキャッシブカードを取れなくて不完全燃焼は続きます。
ここまでくるともうミルトンには何のことかもわからず、飼い主のブリーダーとしての私の諦めきれない願望だけでミルトンの毎日は過ぎていきました。しかし昨年10月からハンドラーの平木さんと仕切り直しをしたミルトンはその日から平木さんに可愛がられたくさんの愛情をもらいながら約一年。
この私の見果てぬ夢を叶えるために平木さんと一心同体となり、21日に開かれた中国インターナショナルドッグショーで4枚目のキャッシブカードをかけ雄チャンピオンクラス6匹のフルメンバーの中見事一席であるベストオブブリード(BOB)に輝いたのです。
ここから先はいつものことながら、今回の顛末を自分の記録として残しておくためのダラダラ日記ですので、お暇な方のみお読みください<(_ _)>
21日日曜日の中国インターの前日前々日にはクラブ連合会展という全犬種展より各上のドッグショーも組まれていて、事前に平木さんより本命のインターを含め3日間共エントリーする旨の連絡を受けていたました。
3日間共ミルトンから見ると有利な外国人ジャッジではありましたが、そうはいっても4月あたりからミルトンは得意とする外人ジャッジにも見放されてしまったかのように勝てなくなっていました。あと1枚というリーチになり暑い夏を挟んで足踏み状態が続いていました。
ようやく猛暑も終わり、負け続けたまま休んでいたドッグショーがついに再開。さすがにネガティブシンキングの渦中にいた私は岡山の会場へすっ飛んで行って応援する気力もなくただひたすら家でミルトン頑張れっのテレパシーを送ることしかできませんでした。
ショー初日の金曜日の午後スマホのメッセンジャーのアプリがピンっとなりました。多分平木ハンドラーからだと恐る恐るスマホを手にすると勝ちましたよ~とBOBのリボンと午後戦のグループ二席のオレンジのロゼット、出陳目録の写メが送られてきました(^^)v
負けが込んでいたので、連合展でのしょっぱな一日目の勝利は本当に嬉しかったです。しかも目録から今まで負けてばかりだったライバルたち四匹と走ったことがわかりなおさら喜びに拍車がかかります。しかしまだ一日目。明日もあるし、最後のインターになんとしても勝ってほしくて家に居ながらも緊張が続く飼い主^_^;
翌土曜日は士郎の抜糸と病理検査の結果を聞くために、大阪市内の病院へいくことになっていました。日曜日のインター、迷いましたが次のインターナショナルドッグショーは九州なので、これに行かなければミルトンを応援することは当分できません。
結果は残念賞でも仕方ない、やはりミルトンの飼い主として応援してやらにゃあと逃げ腰な気持ちを奮い立たせて、土曜日8匹全員車に乗せて士郎の病院が終わったら岡山に向かおうと出発しました。士郎は術後全然元気に過ごしていたのですが、やはり結果は悪いものでそのことはまた日を改めて報告いたします。
土曜午後病院駐車場からショックを受けつつ、車を発信させようとするとまたスマホがピンっ。今日も勝ちました~午後戦はまたのちほどっていうメッセージ。その時はさすがに2日間共勝ってしまったら3連勝なんて無理なのでは?という思いと士郎のことが相まってうれしいこと暗いことと一緒に岡山へ向け出発。
その日の晩は岡山近くのサービスエリアで夜明かし、朝ショー会場へ到着後、会場内をウロウロしつつも審査開始に向け早くもドキドキが始まっていました。そしていよいよ雄チャンピオンクラスの審査が始まります。
もうミルトンはたとえ私が近くにいたとしても、気を散らすことはなかったと思いますが、この5年以上の道のりに決着がつくかどうかの瞬間をまともに見る勇気はやはりありませんでした。そして離れた場所から遠いリングを窺う飼い主(T_T)
ミルトンは6匹の最後に審査を受けます。一匹一匹の触診やラウンドがすごく長く感じられ、ジャッジはどこを見ているんだろうとか遠くからでもライバルが良い走りをしているように見えて、ミルトン頑張れ~と震えながら(心の中)手を合わせていました。
そしてそして全員での最後のラウンドが終わり、ジャッジが一席を指す瞬間がやってきました。ここだけは絶対に見逃してはならない、と目を凝らしましたがミルトンとハンドラーの所にジャッジが近寄るようすは見えたものの前後のハンドラーと重なってはっきしない(@_@;)
でもド近眼な私の目にもぼんやりとジャッジが平木ハンドラーと握手している様子が映りました。勝ったよね、勝ったんだよね!!ひとり興奮してパドック目指して猛ダッシュ。間違いであってはならないとそればかり考えてパドッグに乱入。
私が来ていることを知らなかった平木ハンドラーは私に背を向けて、スマホをいじってるみたいでしたが私がその背名をポンと叩くと、びっくりした顔が笑顔にかわり、阪上さんに今メールしてたんですよって言われて、あとはもう言葉にならず・・・
以上で記念すべき日のレポート終了します。長すぎましたね、ごめんなさいm(__)m
午後からのグループ戦は本当に今までショーやっていて最高な気持ちで観戦することができました。もうリングサイドの近くで写真撮ることも解禁です。ミルトンインターチャンピオン完成のウイニングランをしっかりと写真に収めることができたので、どうか見てやって下さい<(_ _)>
グループ戦、14匹の他犬種に混ざって見事三席になれました。自分の犬がインターナショナルドッグショーでインターチャンピオン完成し、午後戦で三席に入賞できる日が来るなんて感激という言葉では気持ちを表せません(T_T)
ミルトン、こんな飼い主の為に今まで頑張ってくれて本当にありがとう。
最後に私が来てると知らずに、私の目の前で平木さんが私に送ってくれた笑顔のミルトンの写真で〆させて頂きます(^^♪
読んで頂いた皆さま、長々とお付き合い下さりありがとうございました<(_ _)>