コーギーっ子たち生後1週間経ちました

先週6月23日土曜に我が家のコーギーシエナが出産しました。7匹産まれましたがおっぱいを吸う力が弱かった男の子が生後3日目で星になり、残された男の子2匹女の子4匹は今日で産まれて8日目となり元気に成長しています。

元気にお母さんのおっぱいにしがみつくチビたち(*^_^*)
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シエナもせっせとチビたちのお世話をしてくれて、すっかり母親業がさまになってきました(^^)v
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今回のパピーたちの父犬は他所の犬舎のトラマルくんという立派な名前の男の子です。なぜ彼を選んで今回のパピーたちの誕生となったのか。コーギーを飼われている方ならご存知の方も多いと思いますが、DMというコーギーに多発する病気との関わりが選定の理由となりました。

DM=変性性脊髄症という病気。発症するのは晩年10~12歳くらいが多いようですが、いったん発症すると後肢の麻痺から始まり、その麻痺が徐々に上半身へと進み最後は呼吸器までが麻痺して亡くなります。

こうして文字にしてしまうと怖いイメージになりますが、病気の進行は遅くこの病気を発症しても初めの頃はかなり高い生活レベルが保たれます。現在この病気と闘っているコーギーたちの中にも病気に負けずにオーナーさまと楽しく生活を続けている子たちも多いと思います。

数年前までは、このDMという病気は短足の犬に多く見られるヘルニアと間違えられたりしていました。しかしヘルニアならば初期に適切な治療を受けることができれば、生命の危機は逃れることができます。しかし現在の医学ではこのDMを治療完治させることはまだまだ難しいこととされています。

しかし病気の研究は日進月歩の勢いで進んでおり、近い将来必ずや治療薬ができ、完治させることも可能となることを私は信じています。では私たちブリーダーに今できることは何か?それは遺伝子検査です。人間でも最近このワードを耳にすることは多いかと思います。

まず遺伝子の検査を両親犬が受けて、DMのリスクを持つ遺伝子の有無を確かめます。この場合両親のどちらかがクリアといってDMの遺伝子をもっていないことがわかれば、そこから産まれてきた子供たちは全員が将来DMを発症するリスクは限りなくゼロに近いものとなるのです。

今回のトラマルくんは遺伝子検査がクリアでした。彼を選んだ大きな理由はここにあります。もちろん彼はスタンダード的に見てもかなりのハイクオリティーなコーギーです。ブリーダーである以上やはり遺伝子検査がクリアでありさえすればどんな子でも構わない。

私はそういう考えだけで、この世に子犬を誕生させるつもりは今後もないと思います。コーギーとしての魅力をそなえつつDMの発症を最大限に抑える。それをこれからの私のブリーダーとしてのポリシーとしていくつもりです。

難しい話になってしまいましたが・・・元気におっぱいを吸うチビたちを見ていると本当に癒されて時間を忘れます。これか私の最大の役得なんでしょうね、きっと(^_-)-☆
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シンクロ?遠近なチビたちです。皆立派なコーギーに成長しておくれ~!(^^)!
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それでは育児リポート、またチビたちの成長を見ながら折々にアップしていきます。お楽しみに(^^)/

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